第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2024年3月10日 |
---|---|
開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 531 |
講演番号 | PD-69 |
発表題目 | 長期時系列空間データによる足尾山地復旧過程モニタリング Monitoring the recovery process of the Ashio using long-term time-series spatial data |
所属 | 宇都宮大学 |
要旨本文 | 栃木県西部に位置する足尾地域(栃木県日光市)においては明治期における足尾銅山発展の代償として人為的な山地荒廃が進み、120年にわたり復旧事業が継続されている。足尾地域の特徴として地形が急峻な山岳地で広域かつ復旧が長期におよぶこと、かつ復旧事業の所管が複数の機関に分かれており空間・時間スケール的に総合的なモニタリング・評価が困難であることが挙げられる。本研究では1940年から現在までを対象に入手可能な空間情報データを使用し、山腹工や谷止工の施工状況、植生の変化を把握し、復旧過程についてモニタリングを行った。使用したデータは、14時期の空中写真データから作成したポイントクラウドデータ、オルソモザイクデータ、LANDSAT、Sentinel時系列データ、ALS計測データである。さらにモニタリング結果、復旧事業の施工記録を照合し推移を確認した。結果として激害地内において植生の回復が顕著である区域、長期間状況に変化が見られない区域を確認することができた。また、2003年以降,事業が行われていない観測監視区域における植生の回復状況も確認することができた。 |
著者氏名 | ○松英恵吾 |
著者所属 | 宇都宮大学農学部 |
キーワード | 植生復旧, 点群データ, 空中写真, 衛星データ, ALS |
Key word | vegetation restoration, point cloud data, aerial photograph, Optical Satellite Data, ALS |