第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2024年3月8日
開始時刻 ポスター発表
会場名 531
講演番号 PD-7(学生ポスター賞審査対象)
発表題目 栃木県鹿沼市におけるALSデータを活用した森林の多面的機能評価
Evaluation of multiple forest functions using ALS data in Kanuma City, Tochigi Prefecture
所属 宇都宮大学大学院
要旨本文  国民による森林の多面的機能発揮への期待が高まっている。森林が発揮する機能は森林の管理状態により変化する可能性があり、木材生産機能に限らず各機能について評価を行ったうえでゾーニングし、適切に森林管理を行う必要がある。 森林評価を行う際には現況に即した森林情報が必要となるが、森林簿ならびに森林調査簿等のデータでは精度の問題が指摘されている。こうした状況をうけて、近年一部の森林ではALSによる計測が進められ、樹高や密度などについて広域においてより詳細な森林情報を取得することが可能になってきた。一方、ALSデータの活用方法には検討の余地がある。そこで本研究では、ALSデータを活用した多面的機能評価を行い、その結果をもとにゾーニング計画の作成を試みた。 対象地である渡良瀬川森林計画区鹿沼市ではALSによる計測が進められている。本研究では、ALSデータやオープンデータを用いて森林がもつ各多面的機能の評価を行った。評価した機能は木材生産機能、水土保全機能、生物多様性保全機能、保健・文化機能の4機能である。これらの結果を統合し、市町村森林整備計画におけるゾーニング計画を試作した。
著者氏名 ○菊地真以1 ・ 松英恵吾2
著者所属 1宇都宮大学大学院地域創生科学研究科 ・ 2宇都宮大学農学部
キーワード 機能評価, 森林の多面的機能, ALS
Key word forest function evaluation, multiple forest functions, ALS