第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 531 |
講演番号 | PD-9(学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | 立地環境に基づく地位指数推定手法の比較検証 Comparative verification of site index estimation methods based on site condition |
所属 | 京都府立大学 |
要旨本文 | 本研究では立地環境を用いた地位指数推定において3つの解析手法の比較を行った。用いたデータは京都府立大学大野演習林内の71,70,44年生の3つの長期モニタリング試験地の416本分のデータである。1つ目の解析手法(手法1)は45年生時における樹高を目的変数、立地環境(傾斜、凹凸地形、堆積様式、斜面位置)を説明変数として数量化I類を行う従来の手法である。2つ目の解析手法(手法2)はリチャーズ曲線を単木ごとに当てはめてパラメータを推定し、パラメータをもとにクラスター分析した結果と立地環境との関係をもとに、地位指数の推定が可能か検討した。3つ目の解析手法(手法3)は立地環境毎に立木の45年生時の平均樹高を求めてから立地環境毎の平均樹高を目的変数とする数量化I類によって地位指数推定モデルを作成する手法である。手法1では決定係数0.47と、既往研究と比較すると精度の低いモデルが得られた。手法2では大まかに異なる成長特性のクラスに分類できたものの、各クラスの樹高の分散が大きく立地環境との間に明白な関係が見られなかった。手法3では決定係数0.85のモデルが得られ、既往研究と比較しても優れた結果となった。 |
著者氏名 | ○上岡洸太 ・ 長島啓子 |
著者所属 | 京都府立大学大学院生命環境科学研究科 |
キーワード | 傾斜, 凹凸地形, 堆積様式 |
Key word | slope, unevenness, soil accumulation type |