第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 531 |
講演番号 | PF-16 |
発表題目 | グイマツ雑種F1の挿し木増殖における多年生台木から採取した枝の発根率 Rooting percentage of branches taken from hybrid larch F1 older than 2 years and 2 months |
所属 | 北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場 |
要旨本文 | グイマツ雑種F1の挿し木増殖における多年生台木の活用を検討するため、播種後2年数ヶ月と播種後3年数ヶ月の台木から採取した枝の発根率を調査した。発根率は、播種後2年数ヶ月の台木の昨年の主軸から当年に発生した1次枝で94%、当年の主軸から当年に発生した1次枝で92%であった。播種後3年数ヶ月の台木では、一昨年の主軸から昨年に発生した1次枝で当年伸長した部分で85%、一昨年の主軸から昨年に発生した1次枝から当年伸長した2次枝で83%、昨年の主軸から当年に発生した1次枝で88%となり、この枝だけ他の枝よりも有意に発根率が高かった。これまで、1次枝の発根率は1年数ヶ月生で95%、2年数ヶ月生で87%、3年数ヶ月生で67%とされていた(黒丸・来田 1999)。樹齢の増加とともに発根率が低下したことは先行研究と同様であったが、台木の樹齢が同じもので先行研究と比較すると、多くの枝で発根率が従来よりも高い結果となっていた。挿し木増殖技術が開発された当初は適切な照度と飽差が解明されていなかったが、現在は解明されている。適切な照度と飽差の条件下で試験したことが先行研究よりも発根率が高い結果につながった可能性がある。 |
著者氏名 | ○中川昌彦 |
著者所属 | 北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場 |
キーワード | 挿し木, 発根率, 多年生台木, グイマツ雑種F1 |
Key word | rooted cuttings, rooting percentage, age of ortet, hybrid larch F1 |