第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 532 |
講演番号 | PF-37 |
発表題目 | 若齢時におけるスギ特定母樹のジベレリン処理による雄花着生性 Male flowering in juvenile stage in Gibberellin treated ‘Specified Mother Tree' of Japanese cedar |
所属 | 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 林木育種センター関西育種場 |
要旨本文 | 関西育種基本区においては、成長に優れかつ雄花着生性が一般的なスギの花粉量のおおむね半分以下のスギ特定母樹を56系統開発した。これらスギ特定母樹を導入した採種園が各府県において造成され、特定苗木の普及が進められている。今後は、特定母樹の中から、さらに少花粉品種の評価基準を満たす系統が選ばれることが望まれている。令和5年5月には、花粉症対策品種の品種開発実施要領が改正され、スギ少花粉品種の特性評価について、これまでの15年生以上の林分での自然着花での評価に加えて、3年生以上のラメートでの植物ホルモンのジベレリンを用いた雄花着花促進処理による雄花着花性の検定が可能となった。本報告では、関西育種基本区から開発されたスギ特定母樹について、若齢時にジベレリンによる雄花着花促進処理を施し、これまでに雄花着生性が判明しているスギ少花粉品種を対照系統に用いて雄花着花性の検定を行い、スギ特定母樹の雄花着生性を評価したので報告する。 |
著者氏名 | ○宮下久哉 ・ 高島有哉 ・ 磯田圭哉 |
著者所属 | 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター関西育種場 |
キーワード | スギ, 雄花着花, ジベレリン処理, 若齢, 特定母樹 |
Key word | Japanese cedar, Male flowering, Gibberellin treatment, Juvenile, Specified Mother Tree |