第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
植物生態部門[Forest Ecology]
日付 | 2024年3月8日 |
---|---|
開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 532 |
講演番号 | PH-19(学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | 広葉樹における立地環境と分布ポテンシャルの関係 Relationship between site condition and distribution potential of broadleaf trees |
所属 | 京都府立大学大学院 |
要旨本文 | 人工林の広葉樹林化や広葉樹林の利用を考える上で、目標林型の設定や植栽計画が必要となる。その際に、広葉樹林を構成する各樹種がどのような立地環境に分布しているのかを面的に把握することは、計画を立てる上で判断材料の1つになると考えられる。そこで本研究ではその前段階として、各樹種の分布とGISで表現可能な立地環境因子(傾斜・TPI[Topographic Position Index]・TWI[Topographic Wetness Index]・日射量・表層地質)にどのような関係が見られるのかを把握した。京都市近郊二次林を対象とし、130地点の毎木調査データから地点ごとに各樹種の胸高断面積合計を算出した。胸高断面積合計が大きな11種の解析を行った。各樹種の胸高断面積合計を目的変数、立地環境因子を説明変数とした一般化線形モデルを総当たり法を用いて構築し、ΔAICc<2となるモデルのモデル平均を行うことで、寄与の大きい立地環境因子を把握した。その結果、対象樹種の多くは表層地質の違い、TPI、TWIや日射量に影響を受けて分布していると考えられた。例えば、アベマキでは花崗岩地帯で胸高断面積合計が大きくなる傾向が強く見られたほか、TPIが大きい尾根部ほど値が小さくなる傾向が見られた。 |
著者氏名 | ○山下淳也 ・ 長島啓子 ・ 中田康隆 |
著者所属 | 京都府立大学大学院生命環境科学研究科 |
キーワード | GIS, 地形, オーバーレイ, 二次林 |
Key word | gis, topography, overlay, secondary forest |