第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
立地部門[Forest Environment]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 532 |
講演番号 | PI-26 |
発表題目 | DEMスケールの違いが地形パラメータと土壌型予測に及ぼす影響 Effects on topographic parameters and prediction of soil types using different scaling of DEMs |
所属 | (国研)森林研究・整備機構 |
要旨本文 | 近年航空レーザーなどで得られた情報から描かれる地形情報は、顕著に精緻化が進んでいる。一方、現地で調査することによってしか得られない土壌情報などは、過去の膨大な蓄積を精緻化がすすんだ地形情報などを活用することで活かすことができる可能性がある。本研究では3段階の解像度の異なるデジタル地形モデル(DEM)を用いて算出された各種地形パラメータがスケール間でどのように異なるか、またそれらのパラメータを用いた土壌型などの予測精度を比較した。比較に用いたDEMは国土地理院10mおよび5mDEMおよび、熊本県で航空レーザ計測から得られた0.5mDEMである。各種地形パラメータはSAGA-GIS(Ver.9.2.0)から求めた。解像度10mと0.5mのDEMを比較すると、一定面積の情報量が4万倍異なり数ha程度の範囲内の情報量の差が明らかであった。ところが地形パラメータを計算すると詳細スケールでは微細な地形変化に影響されるため、地形パラメータによっては高精細のDEMから導いた値のほうが真値から離れると思われる事例があった。 |
著者氏名 | ○稲垣昌宏 |
著者所属 | 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所九州支所 |
キーワード | デジタル標高モデル, 林野土壌分類, 地理情報システム |
Key word | digital elevation models, forest soils classification, GIS |