第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 532 |
講演番号 | PJ-15(学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | 複数の堆積岩流域における降雨流出特性の把握 Comparison of rainfall-runoff characteristics in several sedimentary rock watershed. |
所属 | 東京農業大学 |
要旨本文 | 東京農業大学奥多摩演習林(東京都奥多摩町)に位置する狩倉沢流域は、中生代の付加帯堆積岩を地質とする流域である。既往研究では、堆積岩流域は花崗岩流域と比較して地下構造が不均一であり、流域の降雨流出特性はそれぞれの流域の個別性が高いことが報告されている。そこで、本研究では当流域の降雨流出特性を明らかにすることを目的として、2022年7月から雨量観測および90°Vノッチを持つ量水堰による流量観測を開始した。観測によって得られたハイドログラフとハイエトグラフを見ると、降雨イベントに対して流量が増加する場合と変化しない場合があり、一旦増加すると、非常にゆっくりと数か月かけて逓減する傾向があった。以上のデータから、降水に対する流量の増加特性(ピーク到達時間やその遅れ時間など)、さらに無降雨期間における流量の逓減等を詳細に解析する。さらに同じ堆積岩流域である東京大学秩父演習林バケモノ沢流域と、花崗岩流域である生態水文学研究所白坂流域において観測されたデータを用いて狩倉沢流域と比較し、当流域の降雨流出特性を明らかにする。 |
著者氏名 | ○滝口慶人1 ・ 佐藤貴紀1 ・ 浅野友子2 ・ 橘隆一1 |
著者所属 | 1東京農業大学地域環境科学部 ・ 2東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林生態水文学研究所 |
キーワード | 降雨流出特性, 堆積岩流域, 流量観測, 量水堰 |
Key word | rainfall-runoff characteristics, sedimentary rock watershed, runoff observation, V-notch weir |