第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 532 |
講演番号 | PJ-19(学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | 落葉広葉樹林斜面における林内雨の時空間分布 spatio-temporal distribution of throughfall in a deciduous broadleaf forest slope |
所属 | 東京農業大学 |
要旨本文 | 樹冠遮断の定量化は、森林における水循環過程を把握し、その影響を評価するために必要不可欠な課題である。しかし、落葉および展葉という樹冠構造が変化する落葉広葉樹林を対象とした研究は少ない。既往研究(Park et al., 2000)では落葉広葉樹林における樹冠通過雨量は、夏期よりも冬期で増加することが報告されている。しかし,日本の森林の多くが山地に存在しており、森林の水循環を把握するには山地地形の影響を踏まえる必要がある。そこで本研究では、斜面域にある落葉広葉樹林を対象として、樹冠構造の変化が樹冠通過雨に与える影響を調べた。調査地は愛知県瀬戸市、東京大学生態水文学研究所赤津研究林にある落葉広葉樹二次林である。同林内の斜面に20m×30mの調査プロットを設置した。そして、プロット内を尾根部、中間部、谷部に分け、それぞれに3つずつ計9個の転倒ます型雨量計を設置し、樹冠通過雨を計測した。観測の結果、樹冠通過雨量は谷部、尾根部、中間部の順に多くなった。また、落葉に伴う樹冠通過雨量の変化は、尾根部、中間部、谷部のいずれにおいても見られなかった。 |
著者氏名 | ○三宅康太1 ・ 佐藤貴紀1 ・ 江端一徳2 ・ 松本嘉考2 ・ 橘隆一1 |
著者所属 | 1東京農業大学地域環境科学部 ・ 2豊田工業高等専門学校環境都市工学科 |
キーワード | 落葉広葉樹, 斜面, 林内雨, 転倒升型雨量計 |
Key word | broadleaf, slope, throughfall, tipping bucket rain gauge |