第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 532 |
講演番号 | PJ-41 |
発表題目 | 竜ノ口山南谷における地下水、湧水、渓流水の環境トレーサーによる比較 Environmental tracer-based comparison of subsurface, spring, and stream water in the Minami-dani of Tatsunokuchi-yama. |
所属 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所関西支所 |
要旨本文 | 【目的】古生層山地小流域における出水時を含む渓流水や地中水の水安定同位体比やシリカ濃度は、降水とは乖離して狭い範囲に分布する。このため地中に相当時間滞留した浸透水が、流出の主成分であると推察される。本研究では、環境トレーサーとなる多要素成分の組成を比較することで、この実態をさらに明らかにする。【方法】竜ノ口山森林理水試験地南谷において、基底流出時と降雨出水時の渓流水および斜面観測井内水、湧水を採水し、溶存化学成分、水安定同位体比を分析した。また、上記自然水に加え、斜面表層や観測井底の土の細菌叢について解析した。【結果】夏の出水では、pH、EC、カチオン等は徐々に数値を下げ、硝酸イオンは徐々に増加、シリカ、水安定同位体比は初期に低下した後増加する動きがみられた。古細菌についてみれば、表土と基底流出時渓流水、および夏と冬の基底流出時渓流水で優勢な分類上の門は異なっていた。また、やや乾燥時の日雨量43mmから4日後の夏の降雨出水の渓流水では、その初期において表土に多い門の組成率が高かった一方、秋の小雨時の渓流水では基底流出時に優勢な門の組成率がさらに高まるなどの変化がみられた。 |
著者氏名 | ○細田育広 |
著者所属 | 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所関西支所 |
キーワード | 古生層, 流出過程, 主要化学成分, 水安定同位体比, 微生物叢 |
Key word | Paleozoic sedimentary rocks, runoff processes, main chemical components, stable isotope ratio of water, microbial flora |