第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 532 |
講演番号 | PJ-7(学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | 様々な表層崩壊跡地における土層厚の回復 Recovery of soil depths on various slopes with a shallow slope failure |
所属 | 宮崎大学 |
要旨本文 | 表層崩壊発生後,表層土が再発達することは広く知られている.土層厚と経過年数の関係は,各試験地において求められているが,試験地毎の違いを説明する要因は明らかとなっていない.本研究は,九州大学宮崎演習林内の表層崩壊発生後69年,50年,30年,29年が経過した崩壊地12箇所で,土壌強度検査棒を用いて土層厚の計測を行い,先行研究も含めて崩壊後の土層厚の決定要因を明らかにすることを目的とする.本研究の土層厚の計測は,崩壊地1箇所において計13–67地点(平均26地点)で行われた.その結果,本試験地の土層厚は平均11.2–62.9 cmであり,植生回復のみられる崩壊地では,土層厚と斜面勾配には負の相関があり,土層厚と経過年数には正の相関があった.また,先行研究と比較すると,本試験地の土層厚は,経過年数が同程度の崩壊地よりも厚かった.先行研究でも土層厚と斜面勾配に負の相関がみられることから,本試験地の方が緩勾配であったことが要因として考えられる.このように,表層崩壊発生後の土層厚の回復には,経過年数だけでなく,斜面勾配も影響していることが示唆された. |
著者氏名 | ○松永美月1 ・ 竹内万結1 ・ 佐藤忠道2 ・ 執印康裕3 ・ 久米朋宣3 ・ 篠原慶規1 |
著者所属 | 1宮崎大学農学部 ・ 2九州大学大学院生物資源環境科学府 ・ 3九州大学大学院農学研究院 |
キーワード | 土層厚, 表層崩壊, 免疫性 |
Key word | Soil depths, Shallow slope failure, immunity |