第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
防災・水文部門[Forest Disaster Prevention and Hydrology]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 532 |
講演番号 | PJ-8(学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | 森林被覆および降雨指標を用いた森林の変化が斜面崩壊に与える影響の評価 Effect of forest cover change on landslides using indicators for forest cover and rainfall characteristics |
所属 | 九州大学大学院 |
要旨本文 | 気候変動による土砂災害リスクの増加が懸念されている現在,生態系を活用した防災・減災や土砂災害リスクを増加させない森林資源管理手法の開発が求められている.そして,これらの根拠となる森林の表層崩壊防止機能とその変化の定量化が必要である.既往研究では森林の表層崩壊防止機能の変化は主に3つの手法によって定量化されてきた.すなわち,樹木根系などの森林被覆の指標のみに着目した手法,表層崩壊発生時の降雨閾値に着目した手法,地形や土層厚,植生等の素因と誘因である降雨の双方を考慮した物理モデルによる手法である.全ての手法において,森林被覆の成熟(または劣化)によって表層崩壊防止機能が向上(または低下)することが明らかされている.しかし,表層崩壊の誘因となる降雨特性を考慮して地域スケールでの森林被覆の変化が表層崩壊に及ぼす影響を評価した研究は限られている.そこで本研究では,森林被覆の指標として「森林蓄積」に,表層崩壊の誘因となる降雨特性の指標として「三段直列タンクモデルの一段目の貯留量」に着目した.そして,これら2つの指標を組み合わせることで地域スケールでの森林被覆の変化が斜面崩壊に与える影響の評価する. |
著者氏名 | ○佐藤忠道1 ・ 香月耀1 ・ 執印康裕2 |
著者所属 | 1九州大学大学院生物資源環境科学府 ・ 2九州大学大学院農学研究院 |
キーワード | 森林の表層崩壊防止機能, 森林蓄積, 降雨特性, 三段直列タンクモデル, 森林の変化 |
Key word | Shallow landslide prevention by forest cover, Growing stock of forest, Rainfall characteristics, Three-layer tank model, Changes in forest cover |