第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
利用部門[Forest Engineering]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 543 |
講演番号 | PK-12 |
発表題目 | イノシシ・シカ等獣害防護柵侵入検知システムの実用化研究 Research on practical application of intrusion detection system for wild boars, deer, and other animal damage fences |
所属 | アイオーネイチャーラボ株式会社 |
要旨本文 | 地域ぐるみの鳥獣被害対策として、複数の集落をまとめて囲い込む大規模防護柵を設置する事例が増加している。その規模は数キロから数十キロメートルとなり、設置後の点検及び補修作業は地域住民の大きな負担となっている。そこで、防護柵に設置したIoTセンサーにより、イノシシ等の侵入を検知し、確実に補修場所に駆けつけることによって、地域住民の負担軽減に寄与することを目的に、検知システムの実用化研究を進めている。これまで、汎用品を中心にシステム構成を検討し、電源、通信距離、安定性、Web表示、コスト等の観点から各構成機器及び全体システムの検討・評価を続けてきた。そして、令和5年時点で最も実用化の可能性が高いシステムを構築し、鳥獣害被害の多い集落防護柵にて実証試験を実施してきた。その結果、イノシシやシカ等が防護柵に接触したと想定される揺れについては、多数検知することができた。また、防護柵下部より侵入したと想定される大きな揺れも、1事例であるが検知できたと考えられる。今後は自動カメラによる揺れ検知時の確認、地域住民と連携した防護柵点検効率化について検証を進めたい。 |
著者氏名 | ○井内正直 |
著者所属 | アイオーネイチャーラボ株式会社本社 |
キーワード | 獣害防護柵, 加速度センサー, Web表示 |
Key word | Animal Damage Protection Fence, Accelerometer, Web View |