第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
利用部門[Forest Engineering]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 543 |
講演番号 | PK-15 |
発表題目 | ホイール型林業機械外装の色彩構成 Exterior color composition of wheeled forestry machinery |
所属 | 信州豊南短大/東大院農 |
要旨本文 | わが国の林業現場の多くは急峻な地形と脆弱な地盤に立地している。そのため車両系林業機械の導入に際して、駆動機構としてホイール型とクローラ型がある中で、接地圧が小さく登坂能力に秀でるクローラ型が多く採用されている。しかし機体の移動速度の点ではホイール型が速く輸送効率が高い。昨今欧州を中心に、ホイール型車両の登坂能力を補強する方策として、斜面上部に設けた支点と車両をウインチ装置を介してワイヤーで保持したうえでワイヤー巻き伸ばしとホイール駆動の協調運転によって安定した登坂・下降を実現するアシストシステムの開発が進んでおり、わが国でも対応した機材の導入が始まっている。筆者は林業労働安全対策の一案として機械の外装や作業者の被服・装備の色彩を適切に設定する事で相互の視認性を維持し、接触等の事故を予防する方策を提言しているが、このとき作業者あるいは機械類を取り巻く環境に存在している色彩の構成が、災害予防効果が高い色彩を導く基準となる。そこで本報告では、欧州で市販されているホイール型車両系林業機械に着目し、その外装を構成する色彩の分布を求め、作業者の安全確保に寄与する色彩の組み合わせを考察した。 |
著者氏名 | ○松村哲也1,2 |
著者所属 | 1信州豊南短期大学 ・ 2東京大学大学院農学生命科学研究科 |
キーワード | ホイール型林業機械, 色彩, 視認性, 労働安全 |
Key word | Wheeled forestry machinery, Colors, Visibility, Occupational safety |