第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
利用部門[Forest Engineering]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 543 |
講演番号 | PK-17 |
発表題目 | バックホウのバケット部による路体締固め時の最適な締固め回数は? What is optimal number of compactions when compacting road bodies using the bucket section of a buckhoe? |
所属 | 岐阜県森林研究所 |
要旨本文 | 森林作業道の最適な路体作設方法を明らかにするため、深さ約0.9m、幅約0.6m、長さ約2.0mの溝を掘削し、投入した土砂(礫質土)をバックホウのバケット部で締固める作業を路体締固め作業に見立てて試験を行った。試験では、バケット容量0.25m3(機械質量7.9t)のバックホウを用いて1層の厚さを0.3m×3層とした締固め作業を行う際に、1層あたりの締固め回数を3回、5回、7回の3つのパターンで行い、路体締固め度の指標として簡易動的コーン貫入試験により地盤の貫入抵抗であるNd値(※)を測定した。過去にNd値5未満の盛土箇所で崩壊が発生した事例がある。今回の試験においてNd値5以上の検出割合は、締固め回数3回は約23%、5回は約44%、7回は約94%となった。比較データとして、昨年度発表した土質・締固め機械・1層の厚さが同じで含水比が異なる条件では、締固め回数5回でのNd値5以上の検出割合は約82%であったことから、今後さらに様々な条件でのデータを蓄積し、現場条件に合わせた最適な締固め方法を検討する必要がある。※Nd値:質量5kgのハンマーを500mmの高さから自由落下させ、先端角60度、外径25mmの円錐形コーンを100mm貫入させるために必要な打撃回数 |
著者氏名 | ○和多田友宏1 ・ 臼田寿生1 ・ 杉本和也2 |
著者所属 | 1岐阜県森林研究所 ・ 2岐阜県立森林文化アカデミー |
キーワード | 森林作業道, 路体締固め, バケット, バックホウ |
Key word | forest work path, road compaction, bucket, backhoe |