第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
利用部門[Forest Engineering]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 543 |
講演番号 | PK-23 |
発表題目 | ネットワーク型RTK-GNSS測位による造林地周囲測量の精度に及ぼす立地の影響 The Effect of Site Location on the Accuracy of Surrounding Survey of Reforestation Area Using RTK-GNSS Positioning |
所属 | 福岡県農林業総合試験場 |
要旨本文 | 林地における測量は、頻繁に行われる作業であるが、現行のコンパス測量は多大の労力と時間を要するだけでなく、時間の経過とともに杭がなくなり境界が不明となる問題がある。GNSSは、近年急速に高精度化、低価格化が進んでおり、コンパス測量のように器械設置点相互の見通しが不要で、時間と労力をかけることなく計測できる特徴がある。そこで本研究では、複数の造林地でGNSSを用いた測位を実施し、精度に影響する要因を明らかにすることを目的とした。 調査は福岡県内13か所の造林地(合計7.46ha、測点256点)で実施した。2周波GNSS受信機によるRTK方式またはSLAS方式の2通りの測位について、RTK-UAVにより得た水平位置座標を基準として求めたRMSEを比較した。その結果RMSEは、RTK測位で0.3m、SLAS測位で1.3mであった。RTK測位では多くの測点でfix解を得られたものの、float解であった点の水平位置誤差は1m以上あった。これら測位データと、各測点における開空度やALS由来のDEMから求めた立地因子から、GNSSを用いた面積測量の精度に及ぼす立地の影響について検討したので報告する。 |
著者氏名 | ○鶴崎幸 ・ 萩原晟也 ・ 楢﨑康二 ・ 友清昇太 |
著者所属 | 福岡県農林業総合試験場資源活用研究センター |
キーワード | 周囲測量, GNSS, ネットワーク型RTK, 立地, 造林地 |
Key word | surrounding survey, GNSS, Network-Based RTK, Site location, Reforestation Area |