第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
T2. 森林環境の持つ保健休養機能の基礎的研究と応用研究−森林+αの可能性ー[Basic and applied studies and possibilities on forest amenities]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 543 |
講演番号 | PT2-2(学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | 東京都立公園における季節変化と散策前後の気分変化 Relationship between seasonal changes in Inokashira Park and mood changes in participants |
所属 | 東京農業大学 |
要旨本文 | 森林や公園等の散策はリラクセーションの効果など、心身の健康をもたらすことが期待されている。この保健休養効果は各地の森林で享受することができ、森林経営や造林手法でも重要な要素になっている。日本の四季において森林は様々な表情を見せる。1つの場所で繰り返し散策を行うと仮定した時、季節によって森林は姿を変化させるので一定の効果を得るのは難しいとも考えられる。そこで本研究では、季節による公園散策の効果の差異とその原因を考察し、森林や公園等の保健休養機能がよりよく発揮される条件を探ることを目的とした。散策は2ヶ月に1度のペースで計6回、井の頭恩賜公園にて実施した。散策前後の気分変化は、『気分調査票(坂野雄二ら1994)』、『Brief, Momentary mood Checklists 日本版(ROS-J)』を用い、各結果の比較から考察した。また、季節変化による風景の見え方の違いを被験者がどのように捉えているかを把握するため、散策道中に注視して観察してほしい風景を6つ用意し、『風致評価表(SD法)』にて回答してもらった。以上3種の回答結果を比較し公園散策に適した時期と原因を探った結果を報告する。 |
著者氏名 | ○斎藤万桜 ・ 竹内啓恵 ・ 上原巌 |
著者所属 | 東京農業大学地域環境科学部 |
キーワード | 森林療法, 季節変化, 都市公園, 気分調査票, SD法 |
Key word | forest therapy, seasonal changes, urban park, mood inventory, Semantic Differential Method |