第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

S4. 2020年農林業センサスデータが捉える日本林業の現状[What does the 2020 census of Agriculture and Forestry tell us about the current state of Japanese forestry?]

日付 2024年3月8日
開始時刻 9:00
会場名 431
講演番号 S4-1
発表題目 2010年から2020年までの農林業センサスデータの接続とその分析意義
Significance of connecting the census data of Agriculture and Forestry from 2010 to 2020 and analysing the data
所属 宇都宮大学
要旨本文 2020年2月に農林業センサス経営体調査が実施された。農林業センサスは、5年ごとに実施され、林業経営体の全国的、または地域的な傾向を捉えることができる唯一の調査である。加えて、農林業センサスでは、客体候補名簿に登録された経営体から農林業経営体を特定する調査方式を採っており、その客体候補名簿を通じて、各年調査の経営体同士を接続できる。すでに2010年と2015年の間での接続は比較的良好であるとされており、本研究プロジェクトでは2010年から2020年までの3回分データを接続させることとした。本プロジェクトには総勢9名が参加し、それぞれがテーマを分担して農林業センサスの分析を実施している。今回の企画シンポジウムでは、そのうち7名が発表する。本発表では、2010年から2020年データまでを接続させた担当者として、農林業センサスの調査構造を示しつつ、接続作業の具体的な内容と接続結果としての全体の参入・退出状況のほか、使用されるデータの特徴と留意点と、続く6名の発表の露払いとして、各報告者の全体の中での位置づけについて報告していく。
著者氏名 ○林宇一1 ・ 藤掛一郎2
著者所属 1宇都宮大学農学部 ・ 2宮崎大学農学部
キーワード 農林業センサス, パネルデータ, 林業経営体, 客体候補名簿
Key word census of Agriculture and Forestry, panel data, forestry entity, candidate list of census population