第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

S6. これからの林業経済学を考える[Pondering the Future of Forestry Economics]

日付 2024年3月8日
開始時刻 14:15
会場名 431
講演番号 S6-4
発表題目 林業経済学の未来に向けて:リサーチクエスチョン探求の経緯と議論
Toward the Future of Forest Economics: Process and Discussion of Research Question Exploration
所属 事業構想大学院大学
要旨本文 林業経済学会では現在、70周年記念事業として、林業経済学におけるリサーチクエスチョン(RQ)のとりまとめを行っている。RQとは、よりよい森林、林業、山村社会を実現するために、今後とりくむべき研究課題を意味する。とりまとめられたRQは、林業経済学の現在を概観する資料となり、初学者や実務者、隣接分野の研究者に示唆を与えると期待されている。本報告では、RQ事業のプロセスの全体像とこれまでの進捗、今後の展望について報告する。本事業では、イギリス生態学会やフューチャーアースの先行事例や参考としつつ、林業経済学の特徴を踏まえて、プロセスを開発してきた。これまでのところ、本事業を通じて林業経済学の超学際的な性質を改めて確認することができた。と同時に、研究対象である森林、林業、山村社会と、研究者を取り巻く環境の双方が変貌しつつあり、林業経済学の研究や学会のあり方をめぐって、新たな期待があることがわかった。
著者氏名 ○田村典江
著者所属 事業構想大学院大学
キーワード 林業経済学, リサーチクエスチョン, 超学際研究
Key word forest economics, research question, transdisciplinary