第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

S7. 森林教育研究のさらなる発展を目指して―森林環境を活用した教育活動の可能性を探るー[For Seeking to Extend Forest Education Research Activities: Exploring the Possibilities of Educational Activities Utilizing the Forest Environment]

日付 2024年3月10日
開始時刻 9:00
会場名 411
講演番号 S7-4
発表題目 大学構内の森林における体験活動の可能性:子ども・学生の育ちからの考察
The Potential of Experiential Education in University Campus Forest for Children and University Students
所属 東京家政学院大学
要旨本文  東京家政学院大学児童学科では、町田キャンパスに広がる約10haの裏山を活用し、近隣地域に居住する幼児・児童を対象とした自然体験活動を週末に月1~2回、年間を通じて展開している。本活動の特徴のひとつは、企画運営を担う学生にとっても、参加者の子ども達にとっても、日常生活の場から近く、身近な自然環境といえる大学構内の森林を活動フィールドとしている点である。 本発表では、大学構内の森林がもつ教育的な可能性を検討することを目的に、本活動の内容を報告し、子どもおよび学生の育ちの事例から、身近な自然である大学構内の森林を活動フィールドとすることの意義の考察を行う。なお子どもの事例として、小学1年男児の例を提示する。本児は、活動中(2時間)の映像記録を分析した結果、自然への反応(自然からの刺激を受け止めた結果に発された発言や自然物に触れる行為)の総計が38件(第1回目、4月)から218件(第11回目、12月)に変化した事例である。また学生の観点として、学生2名のインタビュー調査の結果を提示する。
著者氏名 ○佐藤冬果
著者所属 東京家政学院大学児童学科
キーワード 野外教育, 高等教育, 幼児教育, 保育者養成
Key word Outdoor Education, Higher Education, Early Childhood Education, Nursery Teacher Training