第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
T1. 生物多様性保全と森林管理[Biodiversity conservation and forest management]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | 16:45 |
会場名 | 432 |
講演番号 | T1-8 |
発表題目 | 王子グループの生物多様性保全の取り組み ネイチャーポジティブの実現へ Biodiversity conservation action by Oji group towards nature positive |
所属 | 王子マネジメントオフィス株式会社 |
要旨本文 | 企業の生物多様性保全活動への期待が、これまでになく高まっており、経営環境に変化を及ぼしている。例えば、2022年12月に開催されたCOP15で採択された、昆明・モントリオール生物多様性枠組においては、2030年までに生物多様性の損失を止めて反転させる、ネイチャー・ポジティブの考え方が採用された。また、2023年9月に最終提言が公開された、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)においては、企業が自然に与える影響や、リスク・機会の、投資家等に向けた開示が求められている。 王子グループは、国内に民間企業で最大の約19万haの社有林を保有・管理し、パルプ原料や製材用途の丸太を調達する等、森林資源を基盤としたビジネスモデルを構築している。これまでも森林認証の取得や希少種保全の取り組み等により、生物多様性に配慮した持続的な森林管理を行ってきたが、経営環境の変化を踏まえた新たな取り組みが必要になっている。本発表では、王子グループの事業とネイチャー・ポジティブに向けたロードマップ・取り組みについて紹介するとともに、アカデミアにご協力いただき解決していきたい課題について話題提供を行う。 |
著者氏名 | ○豊島悠哉 |
著者所属 | 王子マネジメントオフィス株式会社王子の森活性化推進部 |
キーワード | 生物多様性保全, 森林管理, ネイチャーポジティブ, TNFD, 生物多様性の測定 |
Key word | Biodiversity conservation, Forest management, Nature positive, Taskforce on Nature-related Financial Disclosures, Measurement of biodiversity |