講演詳細

T4. フォレストデジタルツインの可能性を探る: ポテンシャルと課題[Exploring the potential and remaining technical issues of forest digital twin]

日付	2024年3月8日
開始時刻	17:30
会場名	431
講演番号	T4-2
発表題目	森林デジタルツインの構築に向けた現状と課題 The establishment of a Forest Digital Twin, its current status and issues.
所属	（国研）森林総合研究所
要旨本文	デジタルツインとは、Cyber空間とPhysical空間において円滑かつ継続的にデジタル情報を共有することによって現実世界をリアルタイムにCyber空間上に再現することである。現実世界と同様に三次元情報に時間軸を加えた四次元情報であることが最大の特徴でもある。近年、林業界においてはUAVやLiDAR、TLSの普及が急速に進み森林のデジタル化が進んでいる中、新たな課題としてオリジナルデータや構築したデジタルモデルを保存するためのストレージの確保、共有プラットフォームの整備などが一部追いついていないことが挙げられる。加えて様々なセンシング機器によって異なる分解能を持つデジタル情報と、そのデジタル情報を活用する上で目的に応じて必要とされる分解能との差についても将来的なオープンデータ化も含めた重要な課題である。　本セッションでは、森林におけるデジタル化、CPS（Cyber Physical System）、デジタルツインをキーワードに概要整理を行った上で、デジタルツインを構築するための技術の一つであるUAVによるセンシングに焦点を当て、安全な飛行を担保しつつ目的に応じた分解能を得るための技術について紹介する。
著者氏名	○瀧誠志郎1 ・ 中澤昌彦1 ・ 橋本昌司2 ・ 南光一樹3 ・ 陣川雅樹4
著者所属	1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業工学研究領域 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域 ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林防災研究領域 ・ 4国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
キーワード	森林デジタルツイン, サイバーフィジカルシステム, デジタルトランスフォーメーション, オープンデータ
Key word	Forest Digital Twin, Cyber Physical System, Digital Transformation, Open Data