第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]

日付 2023年3月26日
開始時刻 16:00
会場名 Room 3
講演番号 B1
発表題目 中部山岳国立公園におけるボランティアを活用した登山道整備に関する研究
A study of trail maintenance utilizing volunteers in Chubusangaku National Park
要旨本文  本研究の目的は、国立公園における登山道整備において、ボランティアを活用した整備について着目し、新たな担い手としてのボランティアによる整備の可能性とその課題について検討することである。そこで、登山者に対して、登山者への登山道を取り巻く課題の認知や、ボランティアによる整備への意識についてのアンケート調査を実施した。 アンケート結果より、回答者の約79%は、登山道整備のボランティア活動について「興味がある」と回答しており、登山道整備の新たな担い手としての可能性を有していることが明らかになった。一方で、「ボランティア募集の案内を見たことがあるか」について、約20%の回答者が「見たことがない」と回答しており、周知について課題があることが分かった。また、登山道整備ボランティアについて「興味がない」と回答した者ついて分析を行った。その結果、興味が無い主な理由として「技術が無い」ことを挙げており、また、「技術が無い」と回答した者の半数以上が女性であった。このことから、技術が不要かつ男女問わず参加できる多様な作業項目があることについての周知・広報が求められることが明らかになった。
著者氏名 ○堀彰穂 ・ 岩永青史 ・ 原田一宏
著者所属 名古屋大学大学院生命農学研究科
キーワード 国立公園, 協働型管理, 登山道
Key word National park, collaborative management, trail