第134回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]
日付 | ポスター発表 |
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会場名 | (学生ポスター賞の審査対象) |
講演番号 | P-039 |
発表題目 | 東京都における街路樹整備の取り組み Roadside tree maintenance initiatives in Tokyo |
要旨本文 | 1874年、銀座通りにクロマツやサクラが植栽されて以来東京都の街路樹整備の歴史は約150年にわたり続けられてきた。その長い歴史の中では天災や戦災などによる被害を受けた時期もあったが、時代背景に対応するさまざまな施策で街路樹整備に取り組んだ結果、2016年末には街路樹本数が100万本に達している。本研究では、東京都の進めてきた街路樹整備の取り組みについて歴史的な経緯を整理するとともに今後の可能性について検討した。当初は江戸並木の伝統を受けて始められたと考えられる東京都の街路樹整備が、本格的に進められるようになったのは1910年代であり法整備を進めながら植栽が進められた。その後、関東大震災や第二次世界大戦により大きな打撃を受けながらも1964年の東京オリンピックを契機に10万本を超えるまでに整備された。その後、都市の自然環境の改善や都市緑化の推進の一翼を担って街路樹整備が進められ、2008年からは「街路樹の充実」事業や「大径木再生大作戦」事業が進められるなど、街路樹事業も量的拡大と樹木の品質向上の段階を迎えた。また街路樹として整備される樹種についても時代とともに変遷しており、景観に配慮した街路樹整備が進められていた。 |
著者氏名 | ○盧美霊1 ・ 石橋整司2 ・ 齋藤暖生3 ・ 藤原章雄4 |
著者所属 | 1東京大学大学院農学生命科学研究科 ・ 2東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林田無演習林 ・ 3東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林富士癒しの森研究所 ・ 4東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林フィールドデータ研究センター |
キーワード | 東京都, 街路樹, 都市建設 |
Key word | Tokyo, roadside tree, urban construction |