第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | 14:15 |
会場名 | 413 |
講演番号 | B13 |
発表題目 | 人々はどの程度暑いと都市緑地・近郊林への訪問行動を変化させるのか? How hot do people change their visiting behavior to urban green spaces and suburban forests? |
所属 | 北海道大学 |
要旨本文 | 気候変動による夏季の高温・高湿は都市緑地・近郊林の利用を大きく減少させる可能性がある。本研究の目的は、最高気温および湿度の上昇により都市緑地・近郊林の利用がどのように減少するのかを理解することである。札幌市は2023年の夏にこれまでにない高温・高湿を体験した。そのため、人々は将来の気候変動下の高温・高湿での都市緑地・近郊林の利用に対しても評価することが可能となった。アンケート調査は2023年12月に札幌都市圏の住民に実施した。筆者らは二つ異なるアプローチ(評定付けに基づく評価と選択に基づく評価)を試み、選好の多様性を把握するためにそれぞれ潜在クラスモデルを適用した。平均的な回答者は26-28度前後の最高気温で訪問に対する評価を変える割合が高かった。また湿度が高いほど、より低い最高気温で評価を変えていた。一方、潜在クラスモデルの結果、高温・高湿に対する評価は均一ではなく、高齢者を含むセグメントはより低い最高気温で訪問をキャンセルする傾向が見られた。 |
著者氏名 | ○庄子康1 ・ 豆野皓太2 ・ 若山茉央3 ・ 愛甲哲也1 |
著者所属 | 1北海道大学大学院農学研究院 ・ 2東北大学大学院農学研究科 ・ 3北海道大学農学部 |
キーワード | 都市緑地, 都市近郊林, 高温, 札幌市, 訪問行動 |
Key word | urban green spaces, suburban forests, high temperature, City of Sapporo, visiting behavior |