第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | 14:45 |
会場名 | 413 |
講演番号 | B15 |
発表題目 | 他の趣味と比較した森林散策とメンタルヘルスとの関連:J-MICC 大幸研究 Association between daily mental health and hobbies: forest walks vs. other hobbies J-MICC Daiko Study |
所属 | (国研)森林研究・整備機構 森林総合研究所 |
要旨本文 | 【目的】森林浴を高頻度で行うと日常のメンタルヘルス不良の割合が低いことが報告されている。しかし、その効果が森林に特異的なものかを検証した例は少ない。よって、一般人の大規模集団にて、他の趣味の頻度とメンタルヘルス不良との関連を検証し、森林散策との比較を行うことを目的とした。【方法】日本多施設共同コーホート研究(J-MICC Study)大幸研究のベースライン調査に参加した5,011名(男性1,428名、女性3,583名、平均年齢52.4±10.3歳)を解析対象とした。趣味は8種(音楽鑑賞,読書,パソコン,ビデオ映画,遊園地,旅行,園芸,森林散策)、頻度は4群(週1回以上~行わない)とした。メンタルヘルス不良はGHQ-12≥4と定義した。ロジスティック回帰分析を行い、従属変数をメンタルヘルス不良、独立変数を性別、年齢、喫煙、飲酒、運動、BMI、就労有無、各趣味とした。【結果】メンタルヘルス不良と有意な関連が認められたのは、森林散策、遊園地、旅行で、いずれも非日常の屋外活動であった。森林散策は、旅行や遊園地に比べて、年1回以上の実施でメンタルヘルス不良の割合が低かったため、森林浴はメンタルヘルスの維持には良い活動である可能性が示唆された。 |
著者氏名 | ○森田えみ1,2 ・ 大西丈二3 ・ 川合紗世4 ・ 若井建志5 |
著者所属 | 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 ・ 2筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 ・ 3名古屋大学大学院医学系研究科 ・ 4愛知医科大学 ・ 5国立長寿医療研究センター |
キーワード | 森林浴, メンタルヘルス, 一般集団 |
Key word | Shinrin-yoku, mental health, general population |