第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | 10:00 |
会場名 | 413 |
講演番号 | B7 |
発表題目 | 野付風蓮道立自然公園の国定公園化における管理有効性評価の活用 Application of management effectiveness evaluation to the establishment of quasi-national park in eastern Hokkaido |
所属 | 北海道大学 |
要旨本文 | 陸と海の30%の保全を目指す目標(30by30)では保護地域の拡張だけでなく管理の質の向上が望まれている。保護地域の保全状況や管理目標の達成度などを評価する手法の一つとして管理有効性評価があるが、日本ではいくつかの国立公園で試行的に実施されているのみであり、国立公園以外の公園では試行例もない。自然公園の管理の質の向上のためには管理体制の現状評価が必要であるが、日本では現状が十分に理解されていない状況である。そこで、試行例がない都道府県立自然公園の一つである北海道東部の野付風蓮道立自然公園に対して管理有効性評価を試行し、閻(2022)が北海道の4つの国立公園(利尻礼文サロベツ、知床、釧路湿原、支笏洞爺)に対して行った評価と結果を比較した。また、野付風蓮道立自然公園の関係者への聞き取り調査も行った。全67項目ある評価項目のうち、当該国立公園では6割から8割の項目が評価可能であったが、評価可能であった項目は野付風蓮道立自然公園では5割未満にとどまった。一方で、聞き取り調査からは公開資料で確認できなかった様々な活動が存在していることも明らかとなった。本発表では、管理の質向上のために必要な取組を整理して発表する。 |
著者氏名 | ○井上貴央 ・ 愛甲哲也 |
著者所属 | 北海道大学大学院農学研究院 |
キーワード | 管理有効性評価, 保護地域, 自然公園, 北海道東部 |
Key word | management effectiveness evaluation, protected area, natural parks, eastern Hokkaido |