第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 541 |
講演番号 | PB-1(学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | 都市部の小公園が有するエコロジカルネットワーク機能の経済的価値評価 Economical evaluation of ecological network formation function in small urban parks |
所属 | 京都大学 |
要旨本文 | 多様な機能を有する都市公園だが,近年自治体では生物多様性保全に都市公園を活用する取り組みがなされている.しかしながら,大公園はみどりの拠点として活用される一方,小公園については十分に活用されていない.都市部に多数存在する小公園は,みどりの拠点を繋ぎエコロジカルネットワークを形成する一助となるポテンシャルを有する.こうした機能が効率的に発揮されるためには,小公園の機能に対する都市住民の選好を自治体が把握し,都市計画に活かす必要がある.先行研究では,公園内の生物多様性は評価が行われてきたが,ネットワーク形成機能の価値評価は行われていない.本研究では関西地域在住者を対象として選択型実験のWeb調査を行った.属性は,「遊具」,「防災設備」,「公園内の植物種」,「家から公園までの距離」といった従来評価が行われてきたものに加えて,エコロジカルネットワーク機能を表す「生き物の移動のしやすさ」を追加し,多様な機能の中でネットワーク形成機能に対する評価の位置づけを見た.さらに,基本属性や幼少期のみどりとのふれあい経験・生物多様性に対する関心と,ネットワーク機能に対する選好の関係を明らかにした. |
著者氏名 | ○大谷里菜1 ・ 栗山浩一1 ・ 竹内憲司2 |
著者所属 | 1京都大学大学院農学研究科 ・ 2京都大学大学院地球環境学堂 |
キーワード | 都市公園, 選択型実験, 支払意思額, エコロジカルネットワーク, 生物多様性 |
Key word | Urban parks, Discrete choice experiment, Willingness to pay, Ecological network, Biodiversity |