第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 541 |
講演番号 | PB-7 |
発表題目 | 樹種分布によるGISを用いた遊歩道設計 Designing a promenade based on tree species distribution by GIS |
所属 | 京都府立大学大学院 |
要旨本文 | 本研究は樹種分布を考慮した遊歩道を設計することを目的としている。研究対象地は京都府南丹市八木町にある島津製作所の森である。まず、野帳アプリPlatioを用いて、遊歩道を設計予定の谷部において、樹種・樹高・胸高直径・本数・位置情報を記録した。その後、取得した樹種・樹高・本数及び位置情報を基にGISを用いて、目的ごとに「ツツジ類重視ルート」、「サクラ類重視ルート」、「可食類重視ルート」、「密集地回避ルート」、「網羅ルート」の5種類の遊歩道候補を作成した。作成方法としてまず、Platioの位置情報からポイントを作成した。次に、そのポイントを基にボロノイ図もしくはTINを作成し、その縁をライン化することで疑似路網を作成した。最後に、疑似路網を用いてネットワーク解析を行い、標高値順にポイントを通過することでルートを作成した。以上の結果を基に管理者と話し合い、「可食ルート」及び「網羅ルート」の現地踏査を行った。その結果、「網羅ルート」が歩き易さ及び植生の観点から本研究地の遊歩道として適していると考えられた。 |
著者氏名 | ○黒瀬海晴1 ・ 仁木美花2 ・ 小森ひろ子2 ・ 長島啓子1 |
著者所属 | 1京都府立大学大学院生命環境科学研究科 ・ 2株式会社島津製作所 |
キーワード | モバイルアプリ, モニタリング, 里山林 |
Key word | mobile application, monitoring, secondary forest |